Web活用には「ノウハウ」も大切です。
でも、それよりずっと大切なのが「どうしてそうするのがいいのか」という、本質を理解すること。
本質って意外とシンプルです。
今日は、自分で対処できるよう「自分に必要なWEBツールを判断するためのポイント」についてお話します。
「必要か」「合っているか」を考える
Webのツールって、どんどん新しいものが登場しています。
たとえば、いま、起業家の間で流行りの「LINE@」。
「LINE」は、みなさんも普段から家族や友人との連絡に使っているかもしれませんね。
LINEの利用者は日本で約7000万人、そのうち毎日使っている人が70%もいるようです。
そう聞くと「LINE@、私もやったほうがいいのかな?」と不安に思ったりしませんか?
仮にそう思ったとしても、個人起業家の方は話題性があるからといって、あれもこれもとりあえず試す時間はないんですよね。
「じゃ、どれを使えばいいの?」
「効果があるのは何?」
そう思って、ノウハウを知りたくなるのは当然です。
でも、ここでちょっと考えてほしいのは・・・
それは本当にあなたにとって必要なものですか?
それはあなたのビジネスに合っているツールですか?
という点です。
人とどのように繋がれる仕組みなのか?
その判断ができるようになるために知っておけばよいことは、実はたった一つです!
そのツールが
「人と、どのように繋がれる仕組みなのか」
を知るということ。
起業家としてビジネス発展のために使うツールとして人と繋がれる仕組みは必須です。
このままLINEを例にとってご説明しますね。
通常のLINEは、1:1のやりとりが基本です。(複数名の相互やり取りも可能)
一方のLINE@は、「登録してくれた方に」「一斉に」配信することができる仕組み。
これを知ると「LINE@ってメルマガに似てる!」と気づくようになるんです。
「メルマガみたいなものなのね」と理解したうえで、LINEユーザーの属性が自分のビジネスのターゲット層とマッチするのなら・・・
→→→ 「利用したほうがよい」という判断ができます!
必要かどうかは、こんなふうに考えれば自分でもできるものなんです。
※LINE@は無料でも使えますが有料のプランもあるし、メルマガのように高機能な配信サービスを提供している会社もあります
どんなWEBツールにも応用できるコツ
いざ必要とわかれば、適切な使いかたを学んで自分に合うやり方を工夫できますよね。
無駄なことをしないでよくなります。
ほかのWebツールもすべて同じです。
Facebookも、Instagramも、Twitterも、ブログも、メルマガも、どれも「人と、どのように繋がれる仕組みなのか」を理解してみましょう!
たとえばFacebookの場合なら、
・実名制(実際は違う人も多いのですが)
・属性を明示している人が多い
・つぶやきだけの短文から、想いを込めた長文まで多岐にわたる使い方が可能
・友達申請を相互にできる
・メッセージ機能が使える
・コメントやいいね!でコミュニケーションが容易に取れる
・グループやイベントなどビジネスに繋がる機能が豊富(公認された機能)
・ブロック機能もあり
このような特徴から見えてくるのは、「利用者同士の顔や性格がわかる、コミュニケーション機能の優れた掲示板」みたいなものであるということ。(あくまで私の所感です)
ということは、旬の情報のやり取りに適していますよね。
そのかわり、情報を蓄積したり、情報の検索をさせるのはあまり向いていません。
あとは利用者の属性。
SNSの中でFacebookは幅広い年代が利用していますが、10~20代の利用者は全体から見ると少なめ。
それに対して、50代以降はわりと利用しているというデータもあります。
こんなふうに判断できるようになっていくと、たとえ他の人が使っていたとしても、誰かにオススメされたとしても、自分で決めたことに自信を持てるようになります。ブレなくなるということですね!
これって一生モノのスキルだと思いませんか?
スピード勝負の個人起業家にとって大きな強みになります!
トレンドに流されず、自分で利用するかどうかを決められるこの判断軸、ぜひ活かしてみてくださいね。
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荻原 智子(おぎはら ともこ)