自分のサイトを作りたい、なんて考え始めると、まず気になるのが「ドメイン、どうしよう?」ってことかもしれませんね。
世界で一つのあなただけの名前。
それがドメインでもあります。
とはいえ、ネットで調べてみたり、自分なりに考えてみても
「ドメインは何でもいいわけじゃないんだよね?」
「欲しくなってきたけど、どう選んだらいいかわからない」
なんて疑問が次々と浮かんできます。
今日は、そんなあなたのために「今すぐできる!ドメインの決め方のコツ」をお伝えしたいと思います^^。
ドメインとは?
ドメインについてはこちらでも書きましたが、世界でたった一つだけのものです。
ドメインとは、サイトの住所のこと。
住所というものは、万一同じ名前があったらそこにたどり着くことができないものですから、同じ名前は存在させられない決まりになっています。
そして、誰にとっても「一目でわかり」「イメージが良い」名前は、世界中の人が欲しがります。
当たり前ですね。
早い者勝ちの世界ですから、人気のある名前は早く申請した人が取れるルールになっています。
インターネットが普及し始めてすでに何十年もたつので、気に入った名前はもう取られてしまっていることも多いです。
実際に、人気ドメインというものは存在していて、高値で売買がされています。
ですが、個人事業主・起業家のわたしたちは、そんなものに手を出す必要はまったくありません!
ドメインはちょっとした工夫さえすれば、気に入った名前を手に入れることができるからです。
まずは、自分が欲しいと思うドメインが取れるのかどうか(空いているかどうか)を探してみましょう^^。
空きドメインの探し方
ドメインを取るためには、ドメイン管理会社に登録する必要があります。複数社ありますが、人気が高いのは
・お名前コム
https://www.onamae.com/
・ムームードメイン
https://muumuu-domain.com/
あたりでしょうか。
ここでは、お名前コムでドメインに空きがあるかどうかを探す例をご紹介します。
お名前コムのトップページはこんな感じ。
オレンジの矢印の先にある枠内に希望するドメイン名を入力して右下の検索ボタンをおせば、どんなものが空いているのか、すぐに確認することができます。
スマホでももちろん検索可能なので、試しにやってみると面白いですよ^^。
PCを使うときは改行して入力すれば、複数の名前を一気に検索することができてとても便利です。
ドメインを構成する要素
ドメインは2つの要素(部品)に分かれています。
たとえば「〇〇〇.com」の場合、
①「〇〇〇」
②「com」
この2つの要素から成り立っています。
ドメインを取得するということは、この2つの部品を何にするか決めるということ。
これを踏まえて、ドメインの種類や、おススメドメインは何か、どんなポイントで決めればよいかを見ていきましょう。
ドメインの種類
ドメインって、今や覚えきれないほどの種類が生まれています。
その数、なんと500種類以上!
.com
.net
.info
.org
.biz
このあたりはどれもベーシックで人気が高いものです。
.shop(例: お店をもっている方)
.kitchen(例: 料理を仕事にしている方)
.photos(例: フォトグラファーの方)
.yokohama(例: 横浜を拠点にしている方)
これらのように特定のビジネスをイメージできるものもありますし、
.club
.coffee
.support
.academy
.okinawa
.recipes
などのように趣味や活動の種類、地名を連想させるような変わり種もあります。
もっと変わっているものもありますし、どんどん新しいドメインも生まれています。
ちなみに、日本独自のものとしては
.jp →誰でも取ることができますが、費用は高め(およそ年間3,000円弱)
.co.jp →法人格がないと取れないため、個人事業主の方は選べません。費用も高め(およそ年間5,000円強)
などもありますね。
ちなみに、ちょっと珍しいドメイン名は若干費用が高めです。
3,000~6,000円(年間)くらいのものもわりと多く、中には10,000円以上するものも。
こだわりのドメインを使いたい方もいると思いますが、費用はドメインによって変わってくるという点に注意してみてくださいね。
起業家にオススメのドメインは?
なんといっても王道の「com」が一番人気です。
先にあげたベーシックなドメインなど(.com.net.info.org.biz)は、長期的・安定的におススメできます。
そのほか、個人ビジネスの場合は、ご本人の名前(山田花子さんの場合なら「yamadahanako.com」等)そのものをドメインにするのもオススメです。
社名と同じように、業種名をあらわす文言(coaching-xxx等)や、気持ちや願う状態(happy-xxxx等)などは人気も高いので、すでに取得されてしまっているドメインも多いです。
そんな場合でも「com」にこだわらずに探していくと、取得できるドメインはたくさん見つかります。
ちなみに、私があまりオススメしないケースは
- 一般の方がパッとみた時に、ホームページのURLだとわからないような珍しすぎるもの(控えておいた方が無難かも)
- 日本語ドメイン
(見た目のインパクトはあっても、お客様からしたら入力しづらいから。例:「お寿司.com」など)
など。
今はQRコードや検索ワードの工夫などで、ドメインをじかに入力することは少なくなってきてはいますが、あまり奇をてらう必要はありません。
なお、迷う理由の一つとして、どれが一番Web的に有利か?という点も気になると思いますが、ドメインによってSEO上(検索結果)、差がつくことはありません。
.comを選んでも
.jpを選んでも
.tokyoを選んでも
検索エンジンに対して、有利・不利はありません。
そこはご安心くださいね^^!
欲しいドメインがすでに取得されていたら?
探してみた結果、「これだ!」と決めていたものがすでに取得されていた・・・。
そんなときは、以下のような工夫をすることもできます。
例:「webdesign.com」を取得したかったケース
- ハイフンを間に入れてみる(web-design.com)
- 前後を入れ替えてみる(designweb.com)
- 略してみる(dsw.com)
- com以外にする(web-design.net)
これらでもダメな場合は、まったく違うアプローチ(名前そのもの)を変えていく方向で考えていくこともしてみてください。
意外とよい名前が思いつくかもしれませんよ^^。
ドメインの料金について
実際にドメインを取ろうとするときには料金も気になりますよね。
大抵の場合、どの会社も料金に大差はありません。
むしろ気にするべきは、初年度と2年目以降の料金が変わることが多い点に注意してください。
というのは、初年度料金は安く設定されていて、次年度以降は本来の料金に戻るケースが多いため。
初年度がお得になるのはとてもありがたいことだけど、一応、知っておくとよいと思います。
※参考:お名前コムの場合の料金案内はこちら
ちなみに、レンタルサーバー会社さんなどが、初期費用が安くなったり、ドメイン登録料が無料になったりするオトクなキャンペーンを時々やっています。
ドメインを取得するときは、レンタルサーバーも契約するケースも多いわけですから、どちらもチェックしてみるとよいですね!
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荻原 智子(おぎはら ともこ)