「今からWebを始めるなら、ワードプレスがいいって聞いた」
「そろそろ公式サイトが欲しいと思って」
起業準備中のかたも含め、個人でビジネスをしていると、いろいろな噂を耳にすると思います。
そう聞いたところで
「ワードプレスって実際どうなの?」
「私に必要なのかな?」
なんて、思いますよね^^?
そこで、ワードプレスのメリット・デメリットをわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
※わかりやすくお伝えするために正確性よりもイメージしやすい言葉を使っているため、Webに詳しい方は違和感を感じるかもしれませんがその点はご了承ください。
もくじ
ワードプレスって何?
ワードプレス(WordPress)とは簡単にいうと「サイトを簡単に更新できる仕組み」のこと。
ワードプレスを使えば、難しい専門知識がなくても簡単にウェブサイトが作れるので、今では世界中で使われています。
そして
- ビジネスに適したデザインに仕立てることができる
- その人に合う構成パターンを選べる
- お客様にも、自分にも、優しい
- 独自ドメインを使える
- SEO対策に有利
などを実現できるメリットがあるので、一般的な日記サイトのようなブログとは一線を画した、立派なオリジナルサイトとして見てもらうことができるのですね。
ワードプレスのメリット
まずはメリットからご紹介していきます。
ビジネスに適したデザインに仕立てることができる
ワードプレスを利用すればいろいろなタイプのサイトが作れます(下のサンプル画像参照)。
さまざまなパターンの中から、あなたのイメージやビジネス内容に合うものを選んで利用することが可能です。
その人に合う構成パターンを選べる
多くの無料ブログは、日付順に最新のものが最上部に表示される決まったパターンがあり、左右の表示枠の有無を選ぶというのが一般的です。
ビジネスにおいては、自分の商品の詳細案内やプロフィールの設置、イメージを大切にしたデザインなど、大切にしたいポイントがいくつかあります。
無料ブログのようにみなさん一律のデザインとは一線を画したうえで、その人が一番引き立つパターンを使うことができます。
お客様にも自分にも優しい
無料ブログでは、それぞれの記事をカテゴリ分けすることで情報を探せる工夫をしますが、限界もあります。カテゴリはどんどん増えていってしまうし、お客様が見たい情報にたどり着くのが難しいんですね。
知りたい情報は、お客様に努力して見つけていただくしかないのが現状です。
「商品メニューを知りたい」「プロフィールを見たい」「最新のイベントお知らせだけチェックしたい」など、お客様が当たり前に知りたい情報をわかりやすく示せることは、お客様にとっても、自分にとっても、嬉しいこと。
ワードプレスでは目的に合うデザインテンプレート(「テーマ」と呼びます)を選ぶことで、これらを簡単にクリアできてしまいます。
ワードプレスのテーマであれば、メニューが作りやすく、階層構造もあって見やすく作れるのが基本です。
お客様に知っていただきたい情報も、お客様が知りたい情報も、共にわかりやすく、見やすく、探しやすい構成が最初から実現できるのです。
独自ドメインを使える
ドメインとは、下図の赤い線が引かれている部分のことを指します。
仮に、あなたがスズキハナコさんだとしましょう。
誰かに先に使われていない限り、http://www.suzukihanako.com/ のようなドメインを使うこともできるわけです。
あなたのサービス名や会社名、好きな言葉などを自由に使って、あなたの世界観づくりをすることもできるのです。
一般的な言葉や人気のワードなどはすでに取得されている可能性があります。いずれオリジナルサイトを持ちたいと思っているなら、ドメインだけ先に登録してしまうのも手ですよ。
SEO対策に有利
SEO(検索エンジンに引っかかりやすくするための手法)についてはこちらの記事でも詳しく書いていますが、ワードプレスははじめからGoogleが推奨する正しい書き方に沿った仕組みになっているので、ワードプレスを使うだけでSEO対策の基本的な基準をクリアしているといえます。
本質的なSEO対策というものはコンテンツそのものにあるので、それはまた別の機会にお伝えしますが、検索を意識しだしたのなら、ワードプレスを使うタイミングに来ているのかもしれませんね^^。
ワードプレスのデメリット
よいことばかり言っているように聞こえますが、ワードプレスにも弱点はあります。メリットを存分に生かすには、デメリットも知っておきましょう^^。
お金がかかる
無料ブログは「無料」なので、一円もかかりません。
一方のワードプレスは、初期段階で少々費用がかかります。
おおよそこんな感じでしょうか。
- レンタルサーバー代(例:初期費用1,500~3,000円程度、月額900~1,200円程度)
- ドメイン取得費用(例:700~1,300円程度/年間)
- ページ作成を外注する場合の費用(例:10万~50万円程度が多い。何をどこまでやるか、どういった方法を使うかによって変動。もっと安いもの、もっと高いものまでピンキリ。自分で作るなら、0円です。)
無料ブログの場合は、広告を外したり、画像の容量をアップさせたりすることで月額1,000円程度~、完全デザインカスタマイズすれば、安くても5万円程度~10万円程度かかってくると思われます。
事前準備が必要
お客様にも自分にも、見やすくて使いやすいホームページを作るためには、事前の「設計」がもっとも大切。
どこにメルマガ登録案内を掲載するか、プロフィールはどこに設置するか、最新情報やセミナーなどの告知はどのように見せるか、そういったことを最初に考えるのが「設計」です。
ここをしっかり考えるから後々のビジネス展開にも対応できるわけですが、無料ブログと違って、今日考えて今日オープンするというのは難しいですね。
小規模なホームページなら、制作だけに数か月かかるようなことはないですが、一般的に制作会社に依頼するのなら、どんなに短期間でも最低2週間〜1ヶ月程度はみたほうがよいかもしれません。
急ぎの場合は特急でやってくれる会社を探せばもっと早く作ってくれるところも見つかりますよ。
カタカナワードが使われている
アメブロにも、更新するときの編集画面ってありますね。
それと同じようにワードプレスにも編集画面があります。
ただ、ワードプレスの編集メニューにはカタカタワードが多くて、慣れるまでは「プラグイン?」「ウィジェット?」「ライブラリ?」なんてワードに戸惑うかもしれません。
ですが、ワードプレスを自力で完成させるための一日速習講座を何度か開催していますが、その受講生の方たちは、1日の講座が終わる前には、プラグインが何か、どう使うのか、なんてことは当たり前のように理解し、使いこなしていました。
ですから、一度知って使ってしまえば、実はあまり問題になるところではないんです^^。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ご自分にとって必要なものか、そうでないのか、少しでもイメージできたでしょうか。
WordPressは最初はとっつきにくいかもしれませんが、最初の壁だけ乗り越えてしまえば、あとは日常のルーティンで慣れてしまえるレベルのものなのです。
「ビジネスを本気でやる」かたにとっては、もはや必須といえるツールです。
あなたのビジネスの発展のために、ぜひWebを味方につけてみてくださいね!
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Webコンサルタント・Webトレーナー
荻原 智子(おぎはら ともこ)